タコ

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日本人は世界一のタコ好きと言われるほど古くからこの不思議な軟体動物を愛し食文化として定着させてきました。海外ではその見た目から「デビルフィッシュ(悪魔の魚)」と呼ばれ忌み嫌われることもありますが日本では「多幸(たこう)」という当て字で縁起物としても扱われます。心臓を3つ持ち青い血を流し全身が脳みそと言われるほどの高度な知能を持つタコはまさに地球外生命体のようなスペックを持っています。明石のタコに代表される真ダコから北海道の巨大なミズダコまで日本の食卓を支えるタコの生態や茹でると赤くなる理由そして刺身やたこ焼きで味わうその魅力について解説します。

項目内容
分類八腕形上目タコ目(無触毛亜目)
標準和名タコ(総称)、マダコ
漢字蛸、章魚、海蛸子
別名麦わらダコ(夏のマダコ)
学名Octopoda
英名Octopus
季節夏(マダコ)、冬(ミズダコ)
生息域全世界の海洋、岩礁や砂泥底
目次

タコとは

タコは世界中の海に約250種類が生息する頭足類の生物です。

イカと同じ仲間ですがイカが10本の腕を持つのに対しタコは8本の腕を持っています。

日本で単に「タコ」と言った場合は本州以南で獲れる「マダコ」を指すことが一般的ですが北海道や東北では世界最大級の「ミズダコ」が主流です。

貝殻を持たない貝の仲間であり進化の過程で殻を捨てて岩の隙間や砂に潜る能力を身につけました。

カニやエビなどの甲殻類が大好物で硬い殻も鋭いカラス(顎板)で噛み砕いて食べてしまいます。

日本は世界のタコ消費量の約6割を占めるとも言われておりアフリカのモーリタニアやモロッコなどからも大量に輸入されています。

タコの特徴

タコの体は頭のように見える丸い部分が「胴」であり本当の頭は目や口がある部分です。

8本の腕には無数の吸盤がありこれを使って獲物を捕らえたり岩に張り付いたりします。

吸盤の吸着力は非常に強く大型のタコであれば大人の腕を引き剥がすのに苦労するほどです。

危険を感じると墨を吐きますがイカの墨が粘り気があり塊になってダミー(身代わり)の役割をするのに対しタコの墨はサラサラとしていて煙幕のように広がり相手の視界を奪う役割があります。

また擬態の名手でもあり瞬時に体色や皮膚の凹凸を変化させて岩や海藻になりきることができます。

マダコとミズダコ

日本の食卓に並ぶ2大タコには大きな違いがあります。

マダコ

本州以南の暖かい海に生息しています。

体長は60センチメートルほどで身が引き締まっており味が濃く歯ごたえが良いのが特徴です。

茹でると鮮やかな赤紫色になります。

関西地方(特に兵庫県明石市)で珍重されます。

ミズダコ

北海道や東北の冷たい海に生息しています。

体長は3メートル体重は30キログラムを超えることもある世界最大級のタコです。

身は水分が多く柔らかいのが特徴で甘みが強いです。

しゃぶしゃぶや酢の物に向いています。

驚異の知能と身体能力

タコは無脊椎動物の中で最も賢いと言われています。

瓶の蓋を回して開けて中の餌を取ったり迷路を解いたりする学習能力を持っています。

神経系が全身に分散しているため「9つの脳を持つ(1つのメイン脳と8つの腕の脳)」とも表現され腕一本一本が独立した意思を持っているかのように動きます。

また非常に高い再生能力を持っており敵に襲われて腕を一本切られてもまた新しい腕が生えてきます。

心臓は3つ(全身に血を送る心臓とエラに血を送る2つの鰓心臓)あり血液は銅を含むヘモシアニンという成分によって青色をしています。

タコの料理

タコ料理といえば茹でダコが基本ですが生食や揚げ物でもその実力を発揮します。

刺身・タコブツ

新鮮なマダコは生で食べるとコリコリとした強烈な弾力と噛むほどに出る旨味を楽しめます。

ミズダコは「水タコ」の名の通り水々しくとろけるような甘みがあります。

吸盤の部分だけを集めた刺身も食感が楽しく人気があります。

たこ焼き・唐揚げ

日本のソウルフードたこ焼きにはなくてはならない存在です。

加熱しても存在感を失わないタコの旨味が出汁の効いた生地とよく合います。

唐揚げにすると吸盤がカリッとしてビールのお供に最高です。

タコ飯(干しダコ)

干したタコと一緒にご飯を炊き込むと生のタコでは出せない深いコクと香りが米一粒一粒に染み渡ります。

瀬戸内地方の郷土料理としても有名です。

まとめ

タコは3つの心臓と青い血そして高い知能を持つ海のエイリアンです。しかしその特異な体には日本人を虜にする旨味成分(タウリンやベタイン)がたっぷりと詰まっています。スーパーで真っ赤に茹でられたタコを見かけたらその鮮やかな色の裏にある不思議な生態と世界一のタコ好き民族としての歴史を感じながら味わってみてください。

タコに関するよくある質問

なぜ茹でると赤くなるのですか

生のタコは褐色や灰色をしていますが皮に含まれる色素細胞の中に「オモクローム」という色素を持っています。

加熱することでこの色素のタンパク質結合が壊れ赤色が発色するため茹でると真っ赤になります。

お祝いの席で紅白の食材として使われるのもこの鮮やかな赤色のおかげです。

自分で自分の足を食べるって本当ですか

本当です。

ストレスを感じたり空腹が極限に達したりすると自分の足を食べてしまうことがあります(自食作用)。

また細菌感染などで足が病気になった際にその部分を切り離すために食べるとも言われています。

食べた足は再生しますが完全に元通りになるまでには時間がかかります。

オスとメスの見分け方はありますか

吸盤の並び方で見分けることができます。

吸盤が整然と大きさが揃って2列に並んでいるのがメスです。

オスは吸盤の大きさが不揃いで大小バラバラに並んでいます。

またオスの右側3番目の腕は「交接腕」と呼ばれ先端に吸盤がなく生殖器の役割を果たしています。

味に関してはメスの方が繊維が細かくて柔らかく美味しいと言われることが多いです。

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この記事を書いた人

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