マイワシ

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マイワシの特徴や生態を解説する魚図鑑の写真
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体に並ぶ七つの黒い斑点から七つ星とも呼ばれる大衆魚の代表格マイワシ。スーパーの鮮魚コーナーで最もよく見かけるイワシであり日本の食卓には欠かせない存在です。かつては獲れすぎて肥料や飼料にされるほどでしたが漁獲量の変動が激しく一時は幻の魚と呼ばれるほど高騰したこともありました。DHAやEPAなどの栄養素が豊富で健康食品としても注目されており節分には魔除けとして玄関に飾る風習もあります。青魚の王様とも言えるこの魚の特徴や他のイワシとの見分け方そして鮮度抜群の刺身や梅煮などの美味しい食べ方について解説します。

項目内容
分類ニシン目ニシン科マイワシ属
標準和名マイワシ
漢字真鰯
別名ナナツボシ、ヒラゴ、オオバ
学名Sardinops melanostictus
英名Japanese sardine
季節夏から秋(梅雨イワシ)
生息域日本全国の沿岸
目次

マイワシとは

マイワシは日本列島周辺の海に広く分布するニシン科の魚です。

名前の由来は陸に揚げるとすぐに弱ってしまうことから弱し(よわし)が転じてイワシになったという説や卑しい魚という意味で卑し(いやし)から来たという説などがあります。

日本でイワシといえば一般的にこのマイワシを指すことが多く刺身や塩焼きフライなど様々な料理に利用されます。

資源量の変動が非常に激しい魚としても知られており数十年周期で豊漁と不漁を繰り返しています。

梅雨の時期に脂が乗るものを入梅イワシ(にゅうばいいわし)と呼び特に美味しいとされています。

鮮度が落ちやすいため目が赤くなっているものや腹が破れているものは避けるのが選び方のコツです。

マイワシの特徴

成魚は体長20センチメートルから25センチメートルほどになります。

体色は背中が青緑色で側面から腹にかけては銀白色をしています。

最大の特徴は体側にある一列に並んだ黒い斑点です。

この斑点は通常7個前後あることからナナツボシという別名がありますが個体によっては少なかったり二列になっていたりすることもあります。

ウロコは非常に剥がれやすく釣り上げたり網に入ったりした衝撃ですぐに取れてしまいます。

口は体の先端にあり下顎が上顎よりわずかに前に出ています。

他のイワシとの見分け方

日本で流通している主なイワシはマイワシの他にウルメイワシとカタクチイワシがいます。これらは以下の特徴で見分けることができます。

マイワシ

体に黒い斑点(七つ星)があります。

これがあればマイワシと断定して間違いありません。

体型はやや平たいです。

ウルメイワシ

体に黒い斑点はありません。

目が大きく潤んでいるように見えることからウルメイワシと呼ばれます。

体型は丸みを帯びておりめざしなどの干物に加工されることが多いです。

カタクチイワシ

体に黒い斑点はありません。

上顎が下顎よりも突き出ており口が頭の下の方にあるのが特徴です(片口)。

背中が黒っぽくセグロイワシとも呼ばれます。

煮干しやアンチョビの原料になります。

マイワシの生態

食性はプランクトン食性で植物プランクトンや小型の動物プランクトンを海水を濾過するようにして食べます。

巨大な群れを作って回遊しておりカツオやブリなどの大型魚や海鳥イルカなどの重要な餌資源となっています。

食物連鎖の底辺を支える重要な魚であり海の米とも呼ばれます。

産卵期は冬から春にかけてで寿命は5年から6年程度と考えられています。

マイワシの釣り

堤防からのサビキ釣りの主要なターゲットです。

群れに当たれば初心者や子供でも数釣りが楽しめます。

サビキ釣り

アミエビを撒き餌にして群れを寄せサビキ仕掛け(擬似餌がついた針)で釣ります。

回遊魚なので群れがいるかどうかが釣果の全てです。

朝夕のマズメ時がチャンスタイムとなり鈴なりに釣れることも珍しくありません。

口が弱く針から外れやすいためリールを巻く時は一定の速度で優しく巻くのがコツです。

マイワシの料理

鮮度が良ければ刺身が最高ですが加熱しても身が柔らかく脂が乗っていて美味です。小骨が多いですが調理法を工夫すれば気になりません。

刺身

新鮮なマイワシは刺身で食べられます。

手で簡単に捌ける(手開き)ほど身が柔らかいです。

脂の甘みと青魚特有の香りが楽しめます。

生姜醤油で食べるのが一般的で薬味をたっぷり乗せたタタキにしても絶品です。

梅煮

イワシの臭みを消し骨まで柔らかくする定番料理です。

梅干しと一緒に煮ることで酸味が脂っぽさを中和し骨を柔らかくする効果があります。

ご飯のおかずとして最適です。

つみれ汁

身を包丁で叩いて団子状にします。

味噌汁やすまし汁に入れると良い出汁が出てふわふわの食感が楽しめます。

生姜やネギを混ぜ込むと臭みが消えて風味が増します。

塩焼き

脂の乗ったマイワシを塩焼きにすると煙が出るほど脂が落ちます。

パリッとした皮とジューシーな身はシンプルながら究極の味わいです。

まとめ

マイワシは私たちの食生活に最も身近な青魚です。その体の七つの星は美味しさと栄養の証であり安くて美味しい庶民の味方です。もしスーパーで黒い点のあるイワシを見かけたらそれは脂の乗ったマイワシです。刺身で良し焼いて良し煮て良しの万能魚をぜひ味わってみてください。

マイワシに関するよくある質問

黒い点がないマイワシもいますか

稀に黒い斑点が不明瞭だったりほとんどない個体もいますが基本的にはマイワシには黒い点があります。

逆に点が二列あったりたくさんあったりする個体もいます。

点がなくても体型や顔つきで判断できますが斑点を目印にするのが最も簡単です。

骨は食べられますか

小骨が多い魚ですが圧力鍋で煮たり長時間じっくり煮込んだりすれば背骨ごと食べられます。

フライや天ぷらにする場合も高温でしっかり揚げれば小骨は気にならなくなります。

刺身の場合は手開きで中骨を取り除きますが細かい腹骨などは気になるようなら包丁ですき取ります。

寄生虫はいますか

アニサキスが寄生している可能性があります。

生食(刺身)をする場合は内臓をきれいに取り除き目視で確認するか一度冷凍処理をすることをおすすめします。

酢で締めるだけではアニサキスは死滅しないため注意が必要です。

加熱調理すれば問題ありません。

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この記事を書いた人

CAST公式ナビゲーター
「魚を知れば、釣りがもっと楽しくなる」をテーマに、初心者にもわかりやすい情報をお届けしています。

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