【徹底解説】赤魚とは?種類、旬、栄養、美味しい食べ方まで完全ガイド

スーパーの鮮魚コーナーや居酒屋で「赤魚」という名前をよく見かけますが、「どんな魚なの?」「どんな種類があるの?」と疑問に思ったことはありませんか?
その名の通り、鮮やかな赤い色をしたこの魚は、私たちの食卓に欠かせない存在です。
この記事では、「赤魚とはどんな魚なの?」、種類や旬の時期、そして驚くべき栄養価から食卓で美味しく楽しむための調理法まで、赤魚に関するあらゆる知識を徹底的に解説します。
この記事を読めば、あなたはもう赤魚を美味しく楽しむことができるようになります。
赤魚とは?実は複数の魚の総称
赤魚とはメバル科に属する複数の魚の総称であり、主に流通しているのは以下の種類です。
アラスカメヌケ
スーパーで最も一般的に「赤魚」として売られているのが、このアラスカメヌケです。深海に生息する魚で、日本では主に北米から輸入されています。
アラスカメヌケはどんな魚?
アラスカメヌケは、体長40cmを超える大型の海水魚で、鮮やかな赤色をしています。ずんぐりとした体つきで、体側には不規則な褐色の斑紋が現れることがあります。大きな特徴は、下顎が上顎より前に突き出ており、先端が垂れ下がっていることです。尾びれは緩やかなカーブを描いてへこんでいます。
生態
オホーツク海の浅い大陸棚に生息するアカハタは、季節によって生息域を変えます。初夏から夏にかけては、水深150~300メートルの比較的浅い海域に移動。夏が終わると、より沖合の水深300~450メートルの深場に移動し、翌年の春までをそこで過ごします。
アカハタは、卵を体内で受精・孵化させる「卵胎生」です。冬にメスは体内で受精し、4〜5月頃に稚魚を産みます。産まれたばかりの稚魚はしばらく海流に乗って漂い、その後は浅い岩礁に定着。3歳頃から徐々に沖合へ移動し、成熟するにつれてより深い場所に棲みつくようになります。
餌は動物プランクトンや小型の甲殻類が主で、カイアシ類やオキアミ、ヨコエビ類、ハダカイワシなどを食べます。
生息域
水深100〜450メートルの岩礁や砂利がある海底に生息しています。日本では北海道のオホーツク海や太平洋沿岸、青森県から宮城県の太平洋沿岸で見られます。国外では、カムチャツカ半島からアラスカ湾、千島列島、ベーリング海を経てカリフォルニア半島中部まで、広範囲に分布しています。
- 身の特徴: 白身で、身離れが良く、クセがない。
- 主な調理法: 煮付けや干物、粕漬けなど。
アラスカメヌケの詳細
| 学名 | Sebastes alutus |
|---|---|
| 外国名 | 英語:Pacific ocean perch |
| 代表的な呼び名 | アカウオ |
チカメキントキ
チカメキントキも赤魚の一種で、アラスカメヌケよりもさらに鮮やかな赤色をしています。主に西日本で漁獲されています。
チカメキントキはどんな魚?
チカメキントキは、キントキダイの仲間で、鮮やかな赤色が特徴的な海水魚です。全長は最大30cmほどに成長し、キントキダイ科の中では比較的大きめです。大きな胸びれを持つため、近縁種と見分けることができます。
大きな目は夜行性であることを示しており、「キンメ」の名で呼ばれることもありますが、キンメダイとは異なる種類です。煮付けや刺身で美味しく食べられる高級魚として知られています。
チカメキントキの生息域と生態
チカメキントキは、世界中の熱帯・亜熱帯海域に広く分布しています。日本では、北海道の襟裳岬から屋久島、青森県から九州北西部の日本海・東シナ海にかけての広い範囲で確認されています。
この魚は、大陸棚の水深80〜340メートルにある砂泥底を主な生息域としています。最も深い場所では水深400メートルから報告がありますが、通常は水深165〜200メートルほどの海域に生息しています。肉食性で、カニなどの甲殻類を捕食しますが、マグロなどの大型魚に捕食されることもあります。寿命は最大で9年ほどと推定されています。
- 身の特徴: 脂が乗っていて、旨味が強い。
- 主な調理法: 煮付けや刺身。
チカメキントキの詳細
| 学名 | Cookeolus japonicus |
|---|---|
| 外国名 | Longfinned bullseye |
| 代表的な呼び名 | キントキ |
キンキ(キチジ)

「キンキ」という名前で知られる高級魚も、実は赤魚の一種です。北海道や東北地方で獲れる高級魚で、非常に高価です。
キンキの生態と生息域
キンキは深海に生息するフサカサゴ科の魚で、その希少性と美味しさから高級魚として知られています。主な生息域は水深100〜1504mの海底です。日本では主に北海道のオホーツク海沿岸と太平洋沿岸、そして稀に日本海側にも生息しています。国外では朝鮮半島や千島列島、カムチャツカ半島からベーリング海にかけて広く分布しています。
キンキの産卵と食性
キンキは卵生で、北海道周辺では2月から5月にかけてが産卵期です。稚魚は海底に定着するまでプランクトンとして海流を漂います。主な餌は、海底に棲むベントスと呼ばれる生物で、クモヒトデやヨコエビなどの甲殻類を捕食します。旬の時期にはたっぷりと脂が乗り、煮付けや塩焼き、刺身などで極上の味を楽しむことができます。
- 身の特徴: 濃厚な脂と、とろけるような身質。
- 主な調理法: 煮付け、塩焼き。
キンキの詳細
| 学名 | Sebastolobus macrochir |
|---|---|
| 外国名 | Broadbanded thornyhead |
| 代表的な呼び名 | キンキ |
赤魚の旬はいつ?美味しい時期と選び方
赤魚の旬は、種類によって異なりますが、一般的には冬から春にかけてが最も脂が乗り、美味しい時期とされています。
旬の時期
- アラスカメヌケ: 漁獲時期が安定しているため、一年を通して美味しいですが、特に寒い時期が旬とされます。
- チカメキントキ: 夏から秋にかけてが旬。
- キンキ(キチジ): 冬から春にかけてが旬。
新鮮な赤魚の選び方
- 色が鮮やか: 全体的に鮮やかな赤色をしているものが新鮮です。
- 目が澄んでいる: 目が濁っておらず、澄んでいるものが良いでしょう。
- 身に張りがある: 触ってみて、身に弾力と張りがあるものが新鮮な証拠です。
赤魚の驚くべき栄養価
赤魚は、美味しいだけでなく、健康に良い栄養素が豊富に含まれています。
DHA・EPA
赤魚の脂には、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)といった、血液をサラサラにする効果や、脳の活性化に役立つ不飽和脂肪酸が多く含まれています。
ビタミン類
ビタミンAやビタミンDが豊富です。ビタミンAは目の健康維持に、ビタミンDは骨や歯を丈夫にするのに役立ちます。
タンパク質
良質なタンパク質が豊富に含まれており、疲労回復や筋肉の維持に役立ちます。
赤魚を最高に美味しく食べるレシピ
クセがなく、様々な調理法で美味しく食べられるのが赤魚の魅力です。
赤魚の煮付け

赤魚料理の定番中の定番です。醤油、みりん、酒、砂糖を使った甘辛いタレで煮付けると、ご飯が進む一品になります。
赤魚の粕漬け

粕漬けにすることで、身がふっくらとし、粕の香りが食欲をそそります。焼いて食べると絶品です。
赤魚の塩焼き

赤魚の旨味をシンプルに味わうなら、塩焼きがおすすめです。適度な脂が乗り、皮はパリッと、身はふっくらと仕上がります。
まとめ
「赤魚」は、実は複数の魚の総称であり、それぞれに異なる魅力と美味しさがあります。この記事で解説した知識を参考に、スーパーなどで見かけたら、ぜひ手に取ってその美味しさを味わってみてください。






























